マイホームを建てるなら、木造や鉄骨、コンクリート等どれがいいのか

かつて日本の一戸建て住宅の多くは木造でしたが、最近は一部のハウスメーカーは軽量鉄骨や鉄筋コンクリート造などの住宅も手がけています。そのため、マイホームの設計を行う際は建物の種類(木造・軽量鉄骨・鉄筋コンクリート)のいずれかを選択する必要があります。見た目は同じでも建物の構造によって建築費用・断熱性・防音性や耐用年数などに違いがありますし、固定資産税の金額も変わります。注文住宅を購入する際は、建物の構造ごとに異なるメリットやデメリットを把握した上で、自分に合った方法の建築方法を選ぶことが大切です。

一般的に木造住宅は鉄骨造と比較して地震や台風に弱いと思われがちですが、建物の耐震性は使用されている素材の種類よりも構造に依存するので安全性の違いはありません。建築基準法が2000年に改正されて木造住宅でも法律で一定の耐震性が求められているので、木造でも住宅の強度や安全性は十分です。

木造と鉄筋コンクリートの建物では室内の暑さ・寒さに大きな違いがあり、コンクリートは熱を溜め込みやすいので夏になると屋内の気温が上昇しやすくなって冷房が効きにくくなるというデメリットがあります。鉄筋コンクリートのマンションの最上階に住んだことがある方であれば、夏に天井や壁に熱が蓄積されて冷房が効くまでに長い時間がかかった経験があるかもしれません。これにたいして木造住宅は放熱しやすいという性質を持つので、夏でも涼しく快適に過ごすことができます。ただし防音性については鉄筋コンクリートの建物が優れており、外部の騒音や生活音のほとんどを遮断してくれます。

建物の耐用年数については鉄筋コンクリートや軽量鉄骨のほうが優れており、木造住宅と比べて長持ちするというメリットがあります。軽量鉄骨は工場で加工された材料を現場に持ち込んでボルトで組み立てるだけなので、建設に要する期間が短くなります。ただし鉄骨は木材よりも高価なので建設コストが高くなってしまいますし、耐用年数が長いことから鉄骨住宅のほうが固定資産税が高くなってしまうというデメリットがあります。メンテナンスコストについては鉄筋コンクリートが優れており、木造や軽量鉄骨造と比べて外壁塗装や修繕工事の頻度が少なくて済みます。

マイホームを建築する場合は多くの要素を考慮した上で建物の構造を選ぶ必要があり、住宅の耐用年数や地域ごとの気候(暑さ・寒さ対策)を考えることが大切です。建物のサイズ・建設コスト・快適性などを考えて、自分に合ったタイプの住宅を選ぶようにしましょう。