子育てをするなら、こだわっておきたい周辺環境
マイホームを購入するユーザーの多くは、子供が生まれたり小学校に入学するタイミングに合わせて新居を建てて転居をしています。子供がいる家庭であれば、住宅を購入する際に子育てに適した環境であることを考慮して場所選びをすることが大切です。必ずしも親が住みやすい環境と子供が住みやすい環境は同じとは限らないので、新築住宅の建設用地を選ぶときは子供の目線で周辺環境をみるようにしましょう。子育てをする際に特にこだわっておきたい周辺環境として、道路の整備状況・教育環境・地域の安全性・周辺の施設、などが挙げられます。
道路の整備状況ですが、交通量の多い幹線道路や夕方や夜間になると真っ暗になる道路があるような場所は避けるべきです。子供が成長して夕方に学校から帰宅したり塾などに通う際の安全性を考慮して、街灯が設置されていて夜でも真っ暗にならないような地域を選ぶようにしましょう。
教育環境については地元の学校と離れすぎていないことに加えて、子供の行動範囲に遊戯施設や繁華街などがない場所を選ぶことが大切です。市町村ごとに条例に違いがありますが、学校や医療機関などから一定の範囲まで遊戯施設や風俗店などの営業が許可されないので、病院や診療所の近くを選ぶと良いでしょう。これらに加えて、マイホームの場所選びの際に地方自治体が独自に実施している子育て支援策の有無もチェックすることができます。子育て支援策が充実している地域は他の場所と比べて教育環境の整備に力を入れているケースが多いので、子供が住みやすいといえます。
子育て世帯であれば必ずチェックすべき点は地域の安全性で、空き巣やひったくりなどの犯罪が多発している地域は避ける必要があります。マイホームのすぐ近くに駅やコンビニ店があればとても便利ですが、場所によっては夜中に非行少年や若者がたむろして治安が悪化する恐れがあるので注意が必要です。一般的に交通アクセスの利便性と治安の良さはトレードオフの関係にあるので、安全性も考慮して場所選びをするようにしましょう。親が住みやすい環境を優先して選んでしまうと地域の安全性の面で失敗する恐れがあるので、子育て世帯は特に注意が必要です。
子育て世帯であれば、住宅周辺の施設(保育所・公民館・学童保育施設)や公共施設(公園・派出所や警察署・公民館)の有無などもチェックする必要があります。例えば、自宅から塾や学校に向かう通学路の途中に派出所や警察署などの公共施設があれば、子供が十代になって夕方や夜間に1人で外出するような場合も安心です。